皆様は、毎年必ずやって来る「冬至」をご存知のことでしょう。冬至のことは学校でも習いましたし、知っている方がほとんどですよね。しかしながら、今まで冬至のことを、あまり気にしていなかった方も多いはず。
冬至はただ太陽が出ている時間が、一番短い日というだけではありません。それに冬至って、毎年同じ日じゃなかったの?と思われていたかもしれませんが、実は違うのですよ。それでは2017年の冬至はいつなのか、冬至の日の入り、日の出の時間について見ていきましょう。
2017年冬至はいつ?
先ほどもお話した通り、冬至は毎年同じ日ではありません。太陽と地球の位置関係で冬至の日は変わります。そして、2017年の冬至の日がいつになるかと言うと、12月22日(金)になります。
冬至は北半球で太陽の位置が、最も短くなる日のことです。つまり1年の内で、日照時間が一番短くなる日とも言えますね。
皆様のご家庭でも毎年、冬至の日にはかぼちゃを召し上がったりされるのではありませんか。かぼちゃはビタミンAやカロチンがたっぷり入っているので、風邪予防や、昔から寒いときの栄養として重宝されていたようです。
今では、かぼちゃと言えばハロウィンを思い浮かべてしまう方も多いかもしれません。しかし、ずいぶん昔からかぼちゃを食べる行事と言えば、冬至の日でした。
2017年冬至の日の出は何時?
さて、それでは冬至の各地の日の出の時間を見てみましょう。皆様のお住まいの地域の日の出は、国立天文台のサイトで見ることができますよ。
それでは日本の地域をいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
札幌 7:03
東京 6:47
大阪 7:02
福岡 7:19
那覇 7:13
このように、日本の北から南までの一部分ですが、以上のような日の出時間になります。冬至の場合の太陽の動きは、1年で最も南よりの東の空から登ります。そして、同じく最も南寄りの西に沈みます。
つまり正午近くも、太陽は低い位置までしか上がりません。このことによって、1日の日照時間が1年で一番短い日になるわけです。
先ほどもご紹介した通り冬至の日は、かぼちゃを食べたり、ゆず風呂に入ったりしますよね。冬至の日には全国的に、このような行事が各地で行われています。
しかし意外な感じがしますが、反対の夏至には一般的な行事ごとが特になかったりします。もちろんそれぞれの各地の地域では何かしらあるでしょうが、冬至ほど一般的なかぼちゃやゆず風呂などの行事ごとはないようです。
昔は夏至の日は、ちょうど田植えの季節と重なっていたため忙しい時期でした。そのため、全国的に同じような行事が行われなかったと言われています。このように冬至と夏至の違いも、なんだか面白い感じがしますね。
2017年冬至の日の入りは何時?
さて、次に冬至の日の入りについて見てみましょう。冬至の各地の日の入りの時間は次のようになります。
札幌 16:03
東京 16:32
大阪 16:52
福岡 17:15
那覇 17:43
日の出の時間と同じく、日の入りの時間も地域を同じところでご紹介いたします。こうしてみてみると、日本は本当に北と南で違うことがわかりますね。
また、冬至は「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われています。これは、寒い冬、つまりは陰が終わって、春である陽がやってくると言われているところからきています。
良くないことが続いていても、ようやく回復して良い方向に向いてくるのが一陽来復です。冬至は運が良くなるように「ん」がつくものを食べると良いと言われています。かぼちゃ(なんきん)を食べることも、このことから始まっています。
まとめ
2017年の冬至は、12月22日金曜日です。
2017年冬至の日の出時間
- 札幌 7:03
- 東京 6:47
- 大阪 7:02
- 福岡 7:19
- 沖縄 7:13
2017年冬至の日の入り時間
- 札幌 16:03
- 東京 16:32
- 大阪 16:52
- 福岡 17:15
- 那覇 17:43
冬至の時期は、まだまだ寒い時期が続きますよね。しかし、昔の人々にならって、皆様もぜひ運気が上がるように冬至の行事を行ってみてくださいね。
冬至のお風呂にゆずを入れる理由は?輪切りが良い?丸ごと?利用法は?
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