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盆供とは?使用する袋と表書きの書き方!

お盆は、ご先祖さまを供養する大切な期間とされています。お盆の時期に供養をすることを盆供と言います。意外と聞きなれない盆供とはどういう意味があるのか、また盆供に使うときの袋にはどのようなものがあるのかといったことについて紹介します。

盆供の際の表書きの書き方も紹介するので、これから初盆を迎える方にも安心して準備ができます。ぜひ参考にしてみてください。

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盆供とは?

盆供(ぼんく)とは、お盆に行う供養という意味のほかに、お供えしたものに対してもそう呼びます。

仏壇に品物をお供えする場合もありますが、お金をお供えすることもありますので、そういったものも含め盆供と呼んでいます。

盆供に使う袋はどんなもの?

盆供に使う袋は、渡す相手が誰なのかということによって異なります。

お盆の法要に招待された場合

初盆の法事などに招待された場合、お香典を持参します。その際には不祝儀袋にお香典を入れて渡します。

不祝儀袋は、右上の飾りや花などの模様がないものを選びましょう。水引の色は、関東では相銀、関西では黄色と白のものを使用します。

僧侶へ渡すお布施の場合

初盆の場合、棚経(たなぎょう)と言って自宅に僧侶を呼んでお経をあげてもらうという風習があります。そうしたお礼として渡すお金をお布施と呼びますが、お布施の場合には、先ほどのような不祝儀袋は使用しません。

お盆にお布施を渡す場合は白の無地の封筒を使います。そこにお布施と書いて渡すようにしましょう。自宅にお参りしてもらったときのお礼には「御盆礼」と書く場合もあります。

御盆礼とはお盆のお経のお礼という意味があります。

お布施に不祝儀袋をつかわないのはなぜ?

不祝儀袋というのは、弔事や仏事の時にお金を入れる袋のことを言います。お通夜やお葬式の時に使うことでなじみがあるかもしれませんが、お布施として使うことは一般的ではありません。

そもそも不祝儀袋とは、不幸があった人に対して金銭を渡すときに使うものです。僧侶へは、お経をあげてもらったお礼としてお布施を渡すので、不祝儀袋を使うことは誤りです。

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盆供の表書きの書き方

初盆でお香典を包むときの、表書きの書き方ですが、「御仏前」と書きます。亡くなった方は、四十九日を過ぎると仏様になるので、四十九日以降の法事は「御仏前」と書きます。

他にも、「御供物料」などがあり、ちょうちん代としてお包みする場合は「御提灯代」となります。ちなみに、お通夜やお葬式は四十九日の前なので「御霊前」とかきます。

提灯代ってなに?

お盆は故人の霊が迷わずに来ることができるよう、目印の役目として提灯を飾ります。地域によっては故人と近しい親族が盆提灯を贈るという風習があります。初盆では白のちょうちんを用意するのが一般的で、翌年からは絵柄入りや色付きになります。

習わしとしては提灯を飾るということなのですが、近年の住宅事情などから提灯を飾らないおうちもあるため、不祝儀袋に「御提灯代」としてお金を包むことも増えています。

品物をお供えする場合の表書き

品物をお供えする際の、のし紙の表書きは「御供物(おくもつ)」または、「御供」と書くのが一般的です。水引は弔事用の白黒か黄白の結びきりのものを使います。

名前がわかるように外のしにしましょう。

盆供のお香典の相場

初盆のお供えの場合、現金、品物ともに3000円から5000円が相場となっています。特に親しい間柄の場合は10000円程度の御仏前を包むという方もおられます。

初盆の法要の後に食事の用意をしてもらっている場合は、その分を考慮して香典を1~2万円と多めに包むことが多いです。また、香典とお供えの品物と両方渡す場合は、香典の金額を少なめに包むということもあります。

初盆のしきたりは地域によって様々なので、地域のしきたりに合わせたり、故人との関係性とも考慮する必要があります。

通夜などとは違い黒墨で書く

通夜や告別式の時は、急な知らせを聞いて急いで準備した、悲しみで墨が薄まるといったような意味合いから、薄墨で香典の文字を書きますが、盆供の際の表書きには黒墨で問題ありません。

また、お布施についてはどのタイミングにおいても黒墨を使用します。これは前項でもお伝えした通り、僧侶側に不幸があったわけではないので薄墨を使用する必要はありません。

むしろ失礼に当たることにもなるので、間違えないようにしましょう。

まとめ

盆供とはお盆の時期の供養やその供養の品物を意味します。特に初盆は、自宅に僧侶を招きお経を読んでもらったり、初盆の法要で香典を用意する機会があると思います。

通夜や告別式の香典は、薄墨で用意するのがマナーとされていますが、盆供の際は黒ずみで書くのがマナーです。また、僧侶に対してのお布施は、不祝儀袋は使わず無地の封筒にお布施と書いて渡すようにしましょう。

盆供の際の表書きは香典に対しては「御仏前」、僧侶に対しては「お布施」や「御盆礼」と書きます。品物の場合には「御供物」と書き外のしを付け、送った相手の名前がわかるようにします。

通夜や葬式とは違った盆供のマナーを理解し、失礼のない対応をするようにしましょう。

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