2月3日は節分ですね。実は節分とは厳密にいうと一年で4回あり季節の節目のことを言います。しかし日本ではかつて立春の時の節分が新年の始まりとされていたこともあり、邪気を払うお祭りとして豆まきを行う風習が根付くようになりました。
各地の神社やお寺などで節分のお祭りを行うところもたくさんありますが、今回は大阪市鶴見区の今津比枝神社の節分について紹介します。
大阪はだんじりが盛んな地域ですので、節分祭りにもだんじりが活躍します。ちょっと個性的な比枝神社の節分祭り、いったいどんなお祭りなのでしょうか。今津比枝神社の節分の豆まきの様子や子連れで行く時の注意点などお伝えします。
今津比枝神社の節分祭はいつ?
今津比枝神社の節分祭りは毎年2月3日に行われます。比枝神社のお祭りでは定番のだんじりも当日姿を見せ、その存在感を見せつけます。当日はだんじりの上で龍踊りの奉納が行われます。
お囃子のリズムに合わせて鬼の格好をした踊り子さんがライトアップされただんじりの上で踊る姿はとってもかっこいいですよ。
今津比枝神社の節分で豆まきはありますか?
今津比枝神社の節分祭りでは豆まきもあります。前年度は19時と19時半の二回豆まきが行われました。
一回目はだんじりの屋根の上から、二回目はやぐらの上からお囃子に合わせて豆がまかれます。だんじり、やぐらともに結構な高さがあるので、上から飛んでくる豆をキャッチするスリリングな感じを味わうことができます。一つでもキャッチできると、なんだか今年一年いいことが起きそうなそんな気さえしてきます。
節分の時には年齢と同じ数の豆を食べるといいという話を聞いたことがあると思いますが、神社で獲得した豆を食べるとご利益がありそうですね。しかしそもそも、節分の時の豆まきってどういう理由で行われているのでしょうか。
節分の日に豆をまくのはどうして?
冒頭でもお話した通り、かつては立春の節分で新しい年に代わっていました。季節が変わるとき、特に年が変わるときには多くの邪気が入りやすいとされていたため、邪気払いの催しとして中国では鬼の面をかぶった人を弓矢で追いやる「鬼遣(おにやらい)」という儀式が行われていました。
日本でも各節分の際には邪気を払う儀式として「豆うち」というものがありました。この日本での風習と中国の風習が合わさり、節分に豆で鬼を払うという今の節分の文化が根付くようになりました。
実は豆まきは夜にするもの!
今津比枝神社での豆まきの時間は19時からでした。お祭りのわりに少し遅い時間だなと思った人もいるかもしれません。しかしこれにもしっかりと理由があります。
豆まきの目的は邪気である鬼を払うためでしたね。鬼は夜にやってくるものとされていたので、豆まきは厳密にいえば夜に行う行事ということになります。
しかし最近では2月のイベントとしておこなわれることが多くなっているので日中に行う神社も多くなっています。家庭で行う際にも、みんなで楽しむ行事の一つとしてとらえている方もたくさんいるでしょう。
本来の節分の風習を守らなくてはいけないという決まりはありませんので、楽しくワイワイ家族や友人とイベントとして盛り上がるのもいいですし、古来の風習を忠実に再現した豆まきを行うのもかえって新鮮かもしれません。
節分に今津比枝神社へ子連れで行っても楽しめる?
今津比枝神社の節分祭りは、だんじりの屋根の上からと、やぐらの上から豆がまかれます。豆まきの時間帯になると、だんじりややぐらの周りにたくさんの人だかりができるようになります。
大人の参加者の方が多いので、お子さんの年齢によっては、お子さんだけの豆まきへの参加は注意が必要でしょう。小学生くらいになると、参加しているお子さんも多いので、子供が集まっているエリアで参加すると安心です。
もっと小さなお子さんになると、一人で立っての参加は難しいと思いますので、親御さんが抱きかかえたり、人が密集しているエリアから少し離れて参加するほうが安全でしょう。
上から降ってくる豆をキャッチするのがまだ難しい年齢のお子さんの場合は、地面に落ちた豆をひらって集めるという参加方法もいいかもしれません。
お子さんによっては大きな太鼓や鐘の音が鳴り響き、鬼の格好をした踊り子さんが舞っている姿に驚いてしまうかもしれませんが、お祭りの雰囲気が楽しめるいい機会ですので是非参加してほしいですね。
まとめ
今津比枝神社では毎年2月3日に節分祭りが開催されます。やぐらやだんじりの上からまかれる豆をひらうときには参加者皆で盛り上がります。お囃子のリズムに合わせて鬼の姿をした踊り子さんが舞う姿は、とても迫力があります。
空から降り注ぐ豆をとるのはなかなか難しく、大きな盛り上がりを見せます。小さいお子さんは保護者の方がしっかり付き添って参加するようにしましょう。
豆をキャッチするのが難しい年齢のお子さんでも、お祭りの雰囲気を十分味わうことができますので、ぜひ参加してほしいなと思います。今回は比枝神社のお祭り情報だけではなく、節分の豆知識も紹介しました。
普段行っている節分の行事の内容のルーツがわかると、より深く節分をたのしむことができますね。今年の豆まきは古来の豆まきを意識しながら比枝神社のお祭りに参加してみてはいかがでしょうか。
コメント