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大阪天満宮の天神祭の陸渡御とは?コースは?どこで見ると良い?

日本の三大祭である天神祭!この天神祭にはいろんな楽しみ方があります。中でも「陸渡御」と呼ばれる大行列が見ものです。

ここでは、天神祭の「陸渡御」とは?大行列が進むコースと見物するならココという場所をご紹介します。




大阪天満宮の天神祭の陸渡御とは?

それでは、まず陸渡御からご紹介しましょう。

陸渡御とは、大阪天満宮で、御神体が御鳳輦(ごほうれん)に移され、大阪天満宮の氏子や、崇敬者で結成された「講」と呼ばれる団体によって渡御のお供の行列ができ、この行列は3,000人の大行列で、豪華な衣装で大阪の街を渡り歩くことです。

先頭は催太鼓(もよおしだいこ)と呼ばれる太鼓が有名です。独特の演奏方法は、無形文化財に指定され、太鼓を叩く技「からうす」は独特のものです。

ここでほんの少し、大阪天満宮の歴史をご紹介します。

元々は大阪天満宮の地に大将軍社という神社が建てられていました。建てたのは奈良時代にいらっしゃった孝徳天皇です。そして平安時代に菅原道真公が大宰府に向かう途中でこの大将軍社を参られ、旅の安全を祈願されました。

その後、道真公が大宰府で亡くなられ50年ほどたった後に、この神社の前に一夜で7本の松が生えたと言われています。その時の村上天皇が今の天満宮を建て、道真公をお祀りしたそうです。

そして天神祭は、菅原道真公のご神霊に氏地を見ていただき、また更なる繁栄を願って行うものとされています。

大阪天満宮の天神祭の陸渡御のコースは?

さて、この大行列にはコースが決まっているので、コースをご案内いたします。

午後2時半ごろに、催し太鼓を叩きながら大阪天満宮の境内を練り歩き、表門から外に出ます。まず、鳥居筋から老松通りを西に進みます。そして御堂筋を南に進み、中之島に入ります。

次に大阪市役所の北側を東に進んだら、難波橋を渡り北岸を東へ進みます。そして3,000人の大行列は、ようやく天神橋北詰の船渡御の乗船場に到着します。

ここまで来ると、次は船渡御の神事が始まることになります。この乗船場辺りに到着する時間はすでに午後5時半頃になっています。天満宮からここまでの距離は約3km。

大行列はかなりの時間をかけて、大阪の街を練り歩きますよ。本宮の昼間のメインである陸渡御は、とても見どころのあるものです。

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大阪天満宮の天神祭の陸渡御はどこで見ると良い?

さて、この陸渡御は先ほどのルートの沿道でご覧になることができます。大阪天満宮の辺りや、船渡御のスタート地点はやはり込み合いますので、ゆっくり観るには沿道で観ていただくのが良いでしょう。

陸渡御は三陣に分かれて進みます。

第一陣は催太鼓を先頭に、猿田彦、采女(うぬめ)、稚児(ちご)、牛引童児(うしひきどうじ)が進みます。

第二陣は総奉行、騎馬、平安時代の御羽車(おはぐるま)、ご神体を移した御鳳輦(ごほうれん)などです。

最後の第三陣は鳳神輿(おおとりみこし)、玉神輿です。

また、沿道でご覧になるだけでなく、有料になりますが観覧席も用意されています。こちらは特設テントが用意されているので、快適にご覧いただけるでしょう。

料金は、お一人様5,000円になります。この料金には観覧席代、ソフトドリンク代、また、天神祭のガイドブックもついています。

また「講」と呼ばれる方々が様々なパフォーマンスを披露してくれます。例えば、「大阪締め」などは皆様にも楽しんでいただけるはずですよ。大阪締めは船渡御で船がすれ違う時などに行うものです。

それでは大阪締めがどのようなものかご紹介しましょう。「打ちまーしょ」の掛け声で、パンパンと2回手を打ちます。「もひとつせー」の掛け声で、再度パンパンと2回手を打ちます。「祝(いお)て三度」の掛け声でパパンパンと手を打ち締めます。

このようにするのが大阪締めです。たくさんの方と大阪締めをするとなんだか楽しくなってきますよ。

まとめ

大阪天満宮の天神祭の陸渡御とは 大阪天満宮の御神体をのせた神輿が 約3000人の行列となって 豪華な衣装で大阪の町を渡り歩くことです。

大阪天満宮の天神祭の陸渡御のコースは大阪天満宮表門→鳥居筋→老松通り→御堂筋→中之島→大阪市役所→難波橋→天神橋北詰です。このコースは約3キロの道のりを3時間かけて歩きます。

大阪天満宮の天神祭の陸渡御はコースの沿道で見るのが良いでしょう。出発地点の天満宮や終点の天神橋は大勢の見物客なのでゆっくり見ることが出来ません。

さて、陸渡御をご紹介しましたが、天神祭の本宮はこれだけでは終わりません。陸渡御の後には船渡御がすぐに始まります。

そして夜空に美しい花火が打ち上げられ、天神祭は大いに盛り上がります。




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