皆様は初盆参りに行かれたことはありますか。故人が亡くなって初めてのお盆が初盆となります。故人と親しかったならば、すでに故人のご家族から初盆に参加するように、とのお声がかかっているかもしれませんね。
しかしながら、特に連絡がなければ、初盆にはいつお伺いすれば良いものか迷ってしまうものです。それでは、今回は初盆参りする時の時間や挨拶、マナーなどについてお伝えします。
初盆参りの時間は何時に行けばよい?
お盆は、毎年夏になるとやってきますね。また地域の違いで、お盆の日にちは全国一律ではありません。しかし、たいがいの地域のお盆は8月13日から16日までのところが多いものです。
そして、故人の初盆にお伺いする場合、まず何日に行けば良いのか迷いますよね。日にちはもちろん、時間も何時に行けば良いのか迷うところです。
故人のご家族から初盆に来てくださいと、お声をかけてもらっている場合は、その決まった時間にお伺いすれば良いわけなので問題はありません。
初盆というものは、地域によってもそれぞれのパターンがあります。お盆の期間ならば、いつ行っても大丈夫な地域もあればそうでない場合もあったりします。
それに、先方も急に訪問されると、お困りになるかもしれません。やはり初盆は、先方のご都合を聞いた上で訪問するといいですね。
何時でもかまわないと言われたら、お盆の期間の朝10時頃か、午後の13時から15時くらいの間にお伺いするようにすれば良いでしょう。
故人宅に着いたら、長居をしないように注意して、30分ほどで失礼するようにしましょう。
初盆参りの挨拶は?
さて、初盆参りに行くために訪れる時間はわかりましたが、先方に着いたら迷ってしまうことがありますよね。そう、それは先方に対しての挨拶です。
初盆に、どのように挨拶をすれば良いのか、あらかじめ考えておいた方が慌てなくてすみますよ。例文として、次のような挨拶をご紹介しましょう。
「この度は、○○様(故人の名前)の初盆にお招きいただきありがとうございます。
本日はご一緒に御供養させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。」
初盆に故人のご家族にお声をかけていただいて出席する場合は、このように挨拶すると良いでしょう。
また、自分から初盆参りに訪れた場合は
「本日は○○様(故人の名前)の初盆ですので、お供えをお持ちしました。
心ばかりのものですが、どうぞお供えさせてください。」
と、このように挨拶すると良いですね。
初盆参りのマナーは?
故人の初盆に訪れる際のマナーはいろいろあるものです。それでは初盆のマナーをまとめてみましょう。
まず服装ですが、葬儀のときの喪服ではなく、略式喪服が初盆では正式になります。
初盆にお伺いする時は、突然にお伺いすると迷惑になるかもしれませんので、先方のご都合を確認してから行くようにします。
午前であれば10時ごろ、午後であれば1時から3時頃に行くようにすると良いでしょう。長居をしないように、30分ほどで失礼するように気をつけてくださいね。
またお香典は、必ず用意をしていきましょう。
そして、初盆に訪れる時には、先程ご紹介した通り、挨拶をしないといけませんので覚えておくと便利ですよ。何も考えないでお伺いすると、挨拶に困ってしまうことになるものです。
このように、初盆にはいろいろなマナーがあります。初盆は仏事なので、故人のご家族に対して失礼のないようにしなくてはなりません。しかしながら、初盆で最も大切なことは、やはり故人の供養を心からすることです。
まとめ
初盆参りの時間は、案内が届いているようでしたら指定された日時にいくとよいですね。案内が無い場合の時間は午前10時頃、もしくは、午後1時から3時くらいの間に先様の都合を聞いたうえでお参りに行きましょう。
初盆参りの挨拶
「この度は、○○様(故人の名前)の初盆にお招きいただきありがとうございます。
本日はご一緒に御供養させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。」
「本日は○○様(故人の名前)の初盆ですので、お供えをお持ちしました。
心ばかりのものですが、どうぞお供えさせてください。」
初盆参りのマナー
- 服装は略式喪服
- お参りに行く前に先様の都合を確認
- お参りの時間は午前10時頃、午後1~3時頃
- 長居はしない(30分程度)
- 香典を準備
いろいろな準備を、初盆の前日にしたりすると慌てますので、今からできる用意はやっておいた方が良いでしょう。準備万端にして、当日は故人の供養に専念してくださいね。
コメント