毎年、夏になるとお盆がやってきますね。ところで皆様は「初盆」をご存知ですか。初盆とは故人の49日の法要が過ぎて初めて迎えるお盆のことをいいます。
例えば、身内の初盆ではなく、とてもお世話になった上司が亡くなった場合などの初盆は、どのようにしたら良いのか迷いますよね。というわけで、今回は初盆参りに行くべきか行かない方がよいのか、お参りに行く場合の御仏前と服装についてみていきましょう。
初盆参りには行くべき？行かない方が良い？
今年、とてもお世話になった方が亡くなられた方もたくさんいらっしゃることでしょう。お葬式には参列したものの、初盆はどのようにしたら良いのか、悩んでおられる方も多いはず。初盆参りに行くべきかどうかですが、迷うところですよね。
初盆は、たいがい故人の遺族より案内状が届いたり、何かしらのお知らせがあるはずです。故人のご家族からお知らせが届いたら、ぜひ初盆参りにお伺いしましょう。
また、ご遺族から招かれていない場合は、突然お伺いするとご迷惑をおかけすることになるかもしれません。初盆の連絡が無い時は、ご自宅で故人のご冥福をお祈りするようにしましょう。
しかし、生前に大変お世話になったので、感謝の気持ちを表したいというのであれば、お供えとして菓子折りやお花を贈るのも良いですね。
また、お線香をあげてお参りしたいという方もおられるでしょう。その場合は、事前に先方の都合を確認してお参りさせてもらいましょう。
初盆の行事というものは、親族や知人に来ていただき、お坊さんにお経をあげてもらって、集まった方々で食事をするというのが一般的です。
地域に違いはあるでしょうが、そんなに初盆の行事の流れに変わりはないでしょう。またお盆とは、亡くなられた方の御霊がそれぞれの家に帰ってくると言われています。特に初盆は初めて我が家に帰って来られるわけですね。
初盆に招かれた場合はもちろん、招かれていない場合でも、故人のご冥福を心よりお祈りしましょう。
初盆参りの御仏前はいくら包むと良い？
さて、初盆に招かれたら忘れずに御仏前を持参しましょう。御仏前の金額は、故人から見た友人や知人の場合、3,000円から5,000円ほど包むと良いと言われています。御仏前の金額を3,000円ぐらいにして、2,000円程度の菓子折りを添えるのも良いですね。
会社の上司などがお亡くなりになられた場合でしたら、会社の皆様と相談の上、お決めになられると良いでしょう。個人的に御仏前をお包みされるのであれば、先ほどお知らせした金額を包めば大丈夫です。
また、のし袋の表書きは「御仏前」「御佛前」「御供物料」と書きます。名前はフルネームで書くようにしましょう。水引は双銀、もしくは黄色の結び切りのものを使用します。お金は新札ではない方が良いとされています。新札の場合は一旦、ふたつ折にして折り目を付けてから包むと良いですね。
初盆参りの服装は？
さて、初盆にお伺いするときに気になるのは服装ですね。初盆の時は、お葬式の時に着た喪服ではなくて平服で大丈夫です。
平服とは、普段着のことと解釈される方もいらっしゃるようですが、正しくは略した礼装のことをいいます。女性ならば、無地の黒、ダークグレーなどの色合いの、スーツやワンピースがいいですね。スーツはスカートでもパンツでもどちらでも大丈夫です。
ストッキングの色は黒か肌色で、靴は黒のパンプスが良いでしょう。アクセサリーは白かグレーのパールが良いですね。イヤリングもお揃いのパールで大丈夫です。
また男性ならば、ダークグレー、濃いネイビーのスーツに無地の白のワイシャツが良いでしょう。ネクタイもダーク系の色合いで、柄も控えめのものにしてくださいね。
喪服はどなたもお持ちでしょうが、このように、初盆などで活躍する略礼装になる服を、1着用意しておくと便利かもしれません。初盆だけでなく、いろいろと使える一着になるはずですよ。
まとめ
初盆参りは故人の遺族から案内があれば その日時にお参りにお伺いしましょう。そうでない場合は突然お参りに行くと失礼になったり、留守のこともありますので事前にお参りに行きたいことを伝えるか、自宅で故人のご冥福をお祈りしましょう。
初盆参りに行くときの御仏前は、友人や知人の方は3,000～5,000円ほど包むと良いでしょう。
初盆参りの服装は平服で大丈夫ですが、女性なら無地の黒やダークグレーなどのスーツやワンピース。アクセサリーは白かグレーのパールが良いです。男性の場合はダークグレーやネイビーのスーツに白のワイシャツが良いでしょう。
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