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大根の旬はいつ?夏でも販売されているのはなぜ?栄養は?

スーパーへ行けばいつでも販売されている大根。季節を問わずあなたの家の食卓にも登場していることでしょう。

みなさんに馴染み深い大根ですが、意外と知られていない大根の旬はいつなのか、夏に販売されているのはなぜ、また、旬の大根にはどのような栄養があるのか、大根のあれこれを検証します。

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大根の旬はいつ?

大根は晩秋から冬だけのものと思われがちですが、現代では品種によって旬は違いますが一年中栽培されています。広く一般に出回っているものは、ほとんどは「宮重(みやしげ)」など「青首大根」と言われている種類のものになります。旬は10月下旬から翌年2月までで、ほとんど一年を通して販売されています。

その次ぎに旬の長いのが「三浦大根」で11月下旬から2月中旬までです。その次は丸い聖護院で12月の初めから1月の終わりまでです。聖護院と同じ時期に旬なのが桜島大根で同じく12月から1月までです。

旬采・旬食といって、どんな野菜も旬のものが美味しくて栄養価も高いものです。

大根の旬ではない夏でもスーパーで販売されているのはなぜでしょうか?

このような疑問を持たれるのは、冬場のおでんの主役が大根だからかもしれません。しかし現在は、大根の品種改良も進み、春に収穫される品種から夏、秋、冬と季節によって収穫される品種もあり、一年を通してそれぞれの大根が旬によって出荷されます。

・・・千葉県産の春みのり、浜さかり

・・・北海道産のだいこん1号、夏つかさ、役者紀行

青森県産のYR夏1号、涼夏2号

秋・冬・・・千葉県産の夏つかさ、YR秀山、福天下

神奈川県産の冬の宮、冬みね、三浦セブン

鹿児島県産の春づまり、YR拓洋、献花37号

このように大根の品種は違いますが、大根は四季折々に味わうことができます。

私は大阪府の郊外で田園都市に住んでいます。「守口大根」・「田辺大根」という地大根が有名ですが、このように全国に古くから栽培されている地大根といわれるものが多数あります。

「おでんに大根」という思い込みが強いので、夏場に大根を見かけると大根の旬はいつだろうという疑問を持たれるのも無理はないかと思います。

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大根の旬の栄養を調べてみましょう

大根は旬の時期に特別な栄養が増すのでしょうか。夏には大根葉は緑黄食野菜の代用になりますが、大根の本体の栄養素は年中あまり変わりがありません。

春から夏の大根は辛みが強く、秋から冬の寒い時期のものはみずみずしく甘味が増しています。一般的に、煮物やおでんに向いている甘味があるみずみずしい大根の本来の旬は晩秋から冬です。たくあん〈沢庵)漬けの大根干しは、田舎の冬の風物詩でもあります。

大根の栄養素を書き出してみますね。

ビタミンAの効果: ビタミンAには疲れ目の予防・眼病予防・粘膜や皮膚をすこやかにする作用・動脈硬化を予防する作用・制がん作用などが確認されています。

ビタミンCの効果: ビタミンCは、高い抗酸化力が確認されている成分です。ストレスや過激な運動などによって体の中で活性酸素が過剰につくられると、本来は身体を守るはずの活性酸素が逆に健康な細胞を傷つけてしまいます。そんな過剰にできた「活性酸素」を効果的に取り除くのに最適なのがビタミンCです。

また美肌効果が高く、冬場の皮膚の乾燥対策としても大根の料理はふさわしいと言えます。さらにビタミンCには肝臓の機能を高める効果も確認されています。なおビタミンCは水溶性の物質なので、大根おろしにするときにできる汁ごと焼き魚などにかけて食べるのが理想的です。

食物繊維の効果: 整腸作用に優れた成分です。便秘を予防し、日ごろ不足しがちな食物繊維が摂れるので、腸内環境を良好に保ってくれるため、女性にとっても嬉しい成分といえると思います。

ジアスターゼの効果: デンプンを消化する酵素です。腹持ちの良い炭水化物を効率良く消化吸収してくれるので、胃のもたれや胃酸過多の予防に効果があります。また消化酵素は年齢とともに分泌量が減ってきます。そこで、大根のように消化酵素を豊富に含んでいる食材から補うのが望ましいのです。

さらにジアスターゼには魚の焦げなどに含まれている発がん性物質を抑制する効果があります。そのため、焼き魚に大根おろしという組み合わせは非常に理に叶っているといえるでしょう。

アミラーゼの効果: 消化酵素の一つですデンプンを糖質に変え、エネルギーを効率良く作り出す作用があります。昭和20年代に薩摩芋から「芋飴」を作るとき、大根の絞り汁を入れて作っていたと聞いたことがあります。人体でも合成される成分ですが、年齢とともに分泌量が減るため、食品から補うのが推奨されています。

フラボノイドの効果: フラボノイドとは植物に含まれるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは葡萄酒などに含まれる成分で健康を促進する成分です。強い抗酸化力を持ち、生活習慣病の予防に効果が高いことで知られています。

アリル化合物の効果: 大根の辛味成分です。この成分には胃酸の分泌を促し、食欲を増進させる作用があります。冬場の忘年会や新年会で疲れた胃腸や、おせちなど味が濃い保存食を食べた後に、「七草粥」で胃腸をいたわるのに大根はとても効果的なのです。胃酸の分泌を調整することで二日酔いの防止にも役立ちます。

ミネラル成分の効果: 大根の葉の部分に多く含まれている成分でが、今は葉付き大根は、あまり見かけませんが、葉付き大根を買った時は葉っぱも有効に活用しましょう。含まれているミネラルのカルシウムは骨粗しょう症の予防などに有効です。リンは冷え性の予防効、鉄分は鉄欠乏性貧血の予防効果などなど、多くの女性を悩ませる症状を緩和する効果があります。このような症状があるときは、間引き大根を丸ごと調理して摂るように心がけてください。

まとめ

大根の旬はそれぞれの品種によって違います。春夏秋冬とそれぞれに旬の大根が存在します。

なので、夏場に限らず、一年中スーパーで大根が販売されているのですよ。

大根に含まれる栄養

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • 食物繊維
  • ジアスターゼ
  • アミラーゼ
  • フラボノイド
  • アリル化合物
  • ミネラル成分(カルシウム、ナトリウム、リン、鉄分など)

一年中、店頭で見かけるので、日ごろあまり心に留めていませんが、細かく分析してみればなかなかの優れものです。寒い季節に冷えた体に「おでんの大根」は何にもまして欠かせないものです。大根万歳といって終わりにします。

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