サラダと言えば、レタスは欠かせない食材ですよね。レタスはサラダだけではなく、炒め物やスープにもよく合うので、あなたの家の冷蔵庫には必ず常備されているのではないでしょうか。
スーパーに行けばいつでも売ってあるレタスですが、レタスの旬はいつなのか知っていますか。ここでは、レタスの旬はいつなのか、また、レタスの栄養と知っているようで知らない長持ちさせる保存方法についてご紹介します。
レタスの旬はいつ?
レタスの旬は2シーズンあり、4~8月頃と、11月~12月頃の2回 旬の時期が訪れます。八百屋さんやスーパーでは年間を通じて販売されていますが、これは国内産以外に輸入レタスも販売されているからです。
国内産のレタスは暑さに弱いので4~8月頃出回っていますが、基本的には高原レタスです。特に真夏には高地で栽培された高原レタスが多く出回っています。
では、旬のレタスの選び方もご紹介しておきますね。
レタスは玉レタスと葉レタスに大別できますが、旬のレタスの選び方は二通りあります。 美味しく食べるには次の二つのことを注意して選んでください。
・株の切り口(レタスの芯)が10円玉大で白くみずみずしいもの
・玉レタスは、巻のゆるいもの、葉レタスは色があざやかで、ハリのあるのを選びましょう。
これらの条件を満たしていれば、いたみやすいバイラス病に罹っていないので、美味しくて、ある程度の保存も出来ます。
もう一つ、レタスを旬の産地から選ぶ方法です。産地のベストスリーは、平成15年の統計ですが、長野県が約20万トン・茨木県が約9万トン・群馬県が約4万トンです。
最も多く出回るのは7月頃が旬の長野県産のレタスを選ぶと良いでしょう。
旬のレタスの栄養は?
レタスは種類によって含まれる栄養価が異なります。玉レタスは淡色野菜、葉レタスは緑黄色野菜と区別されていて、葉レタスの方が栄養価が高く、特にβ-カロテンが多く含まれています。
レタスにはβ・カロテンやビタミンB群、サポニンなどの栄養が含まれていますが、栄養素はそれほど多くはなく、全体の約95%が水分で占められています。レタスのみずみずしさとシャキッとする歯ごたえは、この水分の多さがもたらすものです。
レタスの栄養素とその効能
・β-カロテン
β-カロテンは、強い抗酸化作用で老化防止や免疫力を高める効果が期待でききます。ストレスを感じたときや、激しい運動をした後は体に活性酸素が大量に発生します。それを除去するためにはレタスは最適な野菜です。
また、β-カロテンは体内に入ると、ビタミンAに変化するため、肌の抵抗力の向上や、目にも良いと言われています。ちなみに同じレタスでも、サニーレタスは玉レタスの10倍以上のβ-カロテンを含むといわれています。
・ビタミンC
ビタミンCは、免疫力とストレスへの抵抗力を高め、風邪やインフルエンザなど感染症の予防や老化防止などが期待できます。また、コラーゲンを生成するのに必要な栄養素で美肌効果もあるとされています。
・ビタミンE
ビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれるほど、アンチエイジング効果が期待できる栄養素です。また、活性酸素を除去して、血管を広げ血行を良くすることから動脈硬化の予防なども期待できるとされています。
さらにビタミンEは、ビタミンCやβ-カロテンと一緒に摂取することで、より抗酸化作用の期待ができます。レタスは水が95%と多く、ビタミン類の個々の量は多いとは言えませんが、レタスはβカロテン・ビタミンC・ビタミンEの三つの栄養素を含んでいて、それを同時に摂取できる優れ物といえます。
・カリウム
カリウムは、体内の余分なナトリウムを汗や尿で排出してくれる機能があるため、血圧を抑えて高血圧の予防をする効果があるとされています。またカリウムはメタボリックシンドロームや糖尿病の予防にお勧めの栄養素ですが、その反面、腎臓疾患がある場合は多量なカリウムの摂取は心臓の機能に影響を与える虞があります。
・食物繊維
食物繊維は消火酵素により発酵・分解され、腸内でビフィズス菌などの善玉菌の餌になるため、善玉菌が増えて腸内環境が改善されます。その結果、便秘の予防や改善に役立ちます。また新陳代謝を促してくれるので、ダイエット効果も期待できます。さらに生活習慣病の予防にもなる大事な栄養成分です。
レタスを長持ちさせる保存方法は?
レタスは、水分が95以上と多く、みずみずしいのですが、それだけ鮮度が落ちるのも早いのです。できるだけ早く食べるのがベストです。
やむをえず保存するときは、冷蔵庫の野菜室がベストです。
まずは、レタスの芯を指でくり抜きます。包丁を使って芯をくり抜くと 包丁の金属に触れた部分が早く酸化して悪くなりやすいので指でねじり取るようにしましょう。そして、レタスの芯をくり抜いた穴に水を湿らせたキッチンペーパーを入れ込みます。
レタスは水分があると傷みやすいので、水気を取り ラップやビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
このようにして保存すると鮮度が長持ちしますよ。
まとめ
レタスの旬は年に2回、4~8月頃と、11月~12月頃になります。
レタスの栄養素
- β-カロテン
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 食物繊維
レタスを長持ちさせる保存方法
- レタスの芯を指でくり抜く
- 芯をくり抜いた穴に水を湿らせたキッチンペーパーを入れ込む
- レタスの水分をよく切り、ラップかビニール袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に保管する
レタスの旬や栄養、保存方法についてご紹介しました。いかがでしたか。
レタスには美肌効果がある栄養素が含まれていますね。日ごろから、美肌のために積極的にレタスを食べようと思います。
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