大阪少彦名神社の張子の虎とは？いつ授けてもらえる？初穂料は？

今回は薬の神様である少彦名神社の「張子の虎」についてお伝えします。大阪の人は、神農さんと言えば、「張子の虎」を思い浮かべます。

しかし、少彦名神社と張子の虎とは、一体どのような意味があるのでしょうか。また、いつ授けてもらえるのか？初穂料について見ていきましょう。

大阪少彦名神社の張子の虎とは？

大阪少彦名神社入り口には、金色に輝く大きな虎の像があります。そして、少し見上げると、黄色の張子の虎が描かれた看板があります。とても小さな神社ではありますが、この金色の虎と看板が目印になります。

さて、そもそも神農さんは、なぜ張子の虎がシンボルになっているのかご存知でしょうか。それでは、その由来をたどってみることにしましょう。

大阪では江戸時代の後期、1822年にコレラが大流行しました。三日たつと亡くなると言われ、それはそれは恐れられた病です。

当時の方々は虎と狼が一緒になって襲ってくるぐらいの怖さとして、「三日コロリ」と呼ばれていた名前を「虎狼痢（コロリ）」と当て字をつけたほどです。

そしてその薬として、道修町の薬種商が、虎の頭骨を砕いたものに、10種類の和漢薬を配合して丸薬を作りました。丸薬は少彦名神社で祈祷され、皆に施薬したところとても効果がありました。

また、丸薬と共にお守りとして配られたのが張子の虎。明治の初めには施薬は売薬規制に基づき廃止されました。しかし、病気治癒や健康のお守りとして作られた張り子の虎は、お守りの神虎として知られ、今に続いているということです。

このような由来がある張子の虎は、今では少彦名神社の神様の御使いとなっています。それにしても張子の虎は、頭を触るとゆらゆら揺れて、恐ろしいどころかとてもかわいいものですよね。

それでは、お守りでもある張子の虎は、いつ授けていただけるのか見ていきましょう。

神農さんの笹につけられた神虎は、毎年、神農祭の日に授けていただけます。2017年は11月22日（水）、23日（木）の午前10時から午後8時までとなっています。

神虎のついた笹は、午前10時から午後6時までならば巫女さんから授けていただけますよ。その他にも特別神虎や大福虎、黄金の虎、白金の虎、リース型などたくさんの張子の虎があります。

張子の虎といえば黄色を思い浮かべますが、いろいろな色があり、特に黄金と白金の虎は、豪華な感じです。それにしても黄色の福虎も、黄金や白金の福虎も、すべて家に連れて帰りたくなるほどの愛らしさ。

また、リース型の笹は、飾りやすい仕上がりになっています。さあ、皆様はどの張子の虎を選ばれますか。

大阪少彦名神社の張子の虎を飾れば、今年1年も健康な毎日を送れそうですね。

さてご紹介した福虎の初穂料もお伝えしましょう。

笹の福虎は2,500円になります。

特別神虎は限定20体で10,000円。

大福虎は笹と同じく2,500円です。

また黄金の虎は限定100体で3,500円になります。

白金の虎は限定70体で、こちらも3,500円になります。

笹の葉をリース型にした神虎は限定100体で3,000円になります。

これらの張子の虎は神農祭で授けられるものですが、普段からも1,500円の福虎などは購入することができますよ。

少彦名神社の張子の虎は　大阪で1822年にコレラが大流行し、その薬として虎の頭骨を砕いたものに10種類の和漢薬を配合して丸薬が作られ、その丸薬と一緒に張子の虎がお守りとして配られました。それがとても効果があったので、病気治癒や健康のお守りとされています。

張子の虎は神農祭の11月22日、23日の午前10時から午後8時まで授けていただけます。

張子の虎の初穂料

ご紹介した大阪少彦名神社は、小さな神社でありながら歴史もあり、大阪の人からとても愛されている神社です。

薬の神様で病気平癒や健康成就でもありますので、健康祈願の絵馬もたくさんかけられています。医学の道をめざす方々の参拝も多く、医学のための学校の合格祈願絵馬がたくさんかかっています。

また最近では、ペットの健康祈願をされる方もたくさんいらっしゃいます。少彦名神社の御使いである虎も動物であるところから、ペットを連れての参拝も大丈夫。

健康であることは、本当にどなたにとっても大切なことですよね。ぜひご家族の皆様ご一緒に、この大阪少彦名神社に参拝され、健康祈願をなさってくださいね。