春はホタルイカがとれるシーズンです。小さくてかわいいホタルイカは、とても美味しいですよね。おそらく皆様も、たくさん召し上がることでしょう。
しかしながら、今回は美味しいだけではない、とても神秘的で美しいホタルイカの身投げの理由や場所と時間帯についてご紹介いたします。
ホタルイカの身投げの理由は?
ところでホタルイカはなぜ「ホタルイカ」というのかご存知ですか。それは、ホタルイカの体には発光器がついており、ホタルのように光るからです。まるで、ほたるのように光るイカということで「ホタルイカ」と名付けられました。
毎年春になると、このホタルイカが産卵のために、海岸に近づいて打ち上げられます。この現象は「ホタルイカの身投げ」と呼ばれています。
このホタルイカの身投げの時に波打ち際で見てみると、びっくりするほどのホタルイカが集まってきています。その時にホタルイカは青く光り、波打ち際が青い光できらめきます。
その青い光はとても美しく、毎年このホタルイカの光景を見に行かれる方も多くいらっしゃいます。懐中電灯で照らさないで見ていると、青い光の帯が波打ち際に続き、とても幻想的。
産卵のために海岸に集まったホタルイカは、残念ながら寿命が尽きてしまいます。しかし、このホタルイカの身投げは幻想的で、一度はぜひ見ていただきたい風景です。
ホタルイカの身投げの場所は?
さて、それでは次にホタルイカの身投げの場所をご紹介しましょう。そもそもホタルイカの産地がどこかというと、富山県が有名です。というわけで、ホタルイカの身投げを鑑賞できるのも富山県になります。
富山県の詳しい海岸で言うと、富山市にある四方漁港、八重津浜海水浴場、岩瀬浜海水浴場でホタルイカの身投げを鑑賞することができます。また、他にも射水市の海老江、本江海岸線でも見ることができますよ。
しかしながら、見ることができるといっても、ホタルイカの身投げをいつでも鑑賞できるというわけではありません。せっかく訪れたのに、残念ながら見ることが出来なかった…という場合もあります。
見ることができないこともあるというのも、ホタルイカの身投げの神秘的なところですよね。
ホタルイカの身投げの時間帯は?
しかし、せっかく見に行くのであれば、ホタルイカの身投げを見たいものですよね。出来るだけ見るためには、訪れる日や時間にもポイントがありますよ。
まず、ホタルイカの身投げを見るのに最適な時期は、ホタルイカのとれるシーズンが最適です。具体的に言えば、毎年3月から5月頃がホタルイカの旬なので、その頃に見ることが出来ます。射水市の海老江、本江海岸線
時間帯はもちろん夜ですが、決まった時間があるというわけではなく、いろいろな時間帯で鑑賞することができます。例えば午後9時に見ることができる日もあれば、午前0時や午前3時ぐらいに見ることができる日もあります。
つまりは、深夜から未明にかけて見ることができるということで、どのタイミングで見ることができるか、わからないのですね。また鑑賞しやすい天候は、晴れで波が穏やかな日が良いようです。 満潮に近いことも鑑賞できやすいと言われています。
そして、重要なポイントとして、新月の前後がホタルイカの身投げを見ることができやすいと言われていますので、いつが新月になるのかをチェックしておかなくてはいけません。
というわけで2018年の新月の日もお知らせしておきましょう。 新月になる日は、3月17日(土)、4月16日(月)、5月15日(火)ですので、ホタルイカの身投げを見るには、この新月の日がねらい目ですね。
まとめ
ホタルイカの身投げの理由は、産卵のために、海岸に近づいて打ち上げられることです。ホタルイカはなまえの通り蛍のように青い光を発光するので身投げの様子はとても幻想的な光景です。
ホタルイカの身投げの場所で有名なのが富山県です。
富山市では
- 四方漁港
- 八重津浜海水浴場
- 岩瀬浜海水浴場
射水市では
- 海老江
- 本江海岸線
ホタルイカの身投げが見れる時間帯は、毎年3月から5月頃の午後9時から午前3時ぐらいです。晴れで波が穏やかな新月に近い日が見ることが出来る確率が高いようです。
さて、ホタルイカの身投げを鑑賞するのに、最適な場所や時間帯をご紹介しましたが、いかがでしたか。今年の春は、ぜひご家族やお友達と一緒に、富山県を訪れてみてくださいね。
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