都心からのアクセスも良く、新宿から京王線で1時間ほどで行くことができる「高尾山」は老若男女問わず、登りやすい山として知られています。登山の道具を揃えなくても気軽に登山を楽しめることから、デートスポットとしても人気がありますよね。
高尾山にはケーブルカーとリフトが設置されており、空中からも高尾山の景色を楽しむことができます。今回は、世界的にも有名な東京都内で楽しめる「高尾山」の登山について、ケーブルカーとリフトはどっちがおすすめなのか、料金や山頂までの距離の比較などの情報をお伝えします。
高尾山のケーブルカーとリフトはどっちがおすすめ?
登山者数日本一を誇る「高尾山」は都心から一時間で行くことができるので、多くの人々が楽しめる人気の観光スポットです。ケーブルカーやリフトは登山が苦手な人には便利な移動手段で、山頂までの距離を大きく短縮できます。自分の足で歩くことに自信がない方にはおすすめです。
高尾山のケーブルカーとリフトの共通メリットは、体力を温存できるということです。低山とはいえ、普段運動していない人には登山はやはりきつく感じます。
登りはケーブルカーやリフトを使用して、頂上での体力の程度を見て下山を歩くか、ケーブルカーやリフトを使用するのか検討しても良いかもしれません。必ずしも往復利用しないといけないわけではないので、その場で判断できるのは利点ですね。
ケーブルカーとリフトの違いは、中か外かという点です。
リフトはスキー場などに設置されているリフトのようなもので、動いているリフトに自分で腰掛けて座り、直に大自然を楽しむことができます。天気に左右されやすい点がデメリットです。
ケーブルカー高尾山駅からリフト山上駅に向かう1号路沿いにヤマユリが咲いていました。リフトをご利用の際はぜひご覧ください!#高尾山 #ヤマユリ #八王子市の花 #mttakao pic.twitter.com/D6Am9IypnP
— 高尾山ケーブルカー【公式】 (@Takao_Tozan) August 1, 2019
一方ケーブルカーは、乗り物の中から外の景色を見て楽しめます。四方を覆われているので、天気の影響を大きく受けることはありません。また、ケーブルカーの終着駅の高尾山駅はリフトの終着駅の山上駅より標高差で30mも上にあるので、歩く時間も短縮できますよ。
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高尾山のケーブルカーとリフトの料金はどっちが安い?
ケーブルカーもリフトも料金は共通しており、大人の場合、片道切符の料金は480円、往復切符の料金は930円です。小学生は片道切符の料金は240円、往復切符の料金は460円です。
中学生以上は大人料金となります。ケーブルカーは小学生から小児料金となり、未就学児は大人1名につき1名無料です。リフトは3歳から小児料金となり、3歳未満の小児は大人1名につき1名無料となっています。
料金が共通しているため、行きをリフト、帰りをケーブルカーというように乗ることもできますよ。また、suicaやpasumoなどの交通系ICカードも使用できるので、とても便利です。
リフトの営業時間は、期間によって変動し、5月~11月までは平日9:00~16:30まで、12月~4月までは平日9:00~16:00までです。いずれの期間も土日祝日は混雑状況により運転延長する場合もあります。
対してケーブルカーの営業時間は、期間によって細かく変動します。いずれの月も始発は8:00です。終発に関しては、17:15~18:30までと時期によって変わりますので、注意が必要です。
また、毎年6月~10月にかけて開催される「高尾山ビアマウント」のイベント開催期間中は、終発は21:15まで延長されます。
高尾山へ行くなら「高尾山きっぷ」が便利です。京王線と井の頭線の各駅から、高尾山口駅までの往復乗車券と、高尾山ケーブルカーまたは高尾山リフト乗車券の往復または片道分がセットで2割引なので大変お得です。
このきっぷを買って出かければ、混雑時にケーブルカーやリフト乗り場で切符を買うのに並ばなくて済むので、おすすめですよ。
高尾山はケーブルカーとリフトでは山頂までの距離はどっちが近い?
ケーブルカーとリフトは並行して設置されていますが、それぞれ駅が異なります。出発駅は共通しているのですが、乗り場は分かれているので、間違えないように注意してください。また、到着駅はそれぞれ場所も異なります。
リフトは、山麓の「リフト山麓駅」から登山口近くの「リフト山上駅」間を、片道12分ほどで運行しています。椅子に座ったまま登山口の標高462メートル付近まで上っていきます。
ケーブルカーと異なり開放感があるため、自然をそのまま直に感じることができます。勾配が急なため、アトラクションが苦手な人は避けたほうが無難かもしれません。
ケーブルカーは、山麓の「ケーブルカー清滝駅」から登山口近くの「ケーブルカー高尾山駅」間を、片道6分ほどで運行しています。最大で135人が一度に乗り込むことができるほどの大きさで、緑の車両あおば号と赤の車両のもみじ号があり、同時に出発し途中ですれ違います。
登山口の標高472メートル付近まで上っていきます。紅葉の時期のケーブルカーは車内から美しい紅葉を眺めることができ、人気です。赤や黄色などの鮮やかな紅葉の間を通るケーブルカーと、途中のトンネルも幻想的に映ります。
ケーブルカーとリフトの到達標高は10メートルほどの違いで、ケーブルカーの方が山頂までの距離は近いです。そこまで大きな差ではありませんが、乗車時間も比較すると、ケーブルカーの方が登山口までは早く到着することができます。少しでも時間を短縮したい方には、ケーブルカーをおすすめします。
まとめ
さて今回は、世界的にも有名な東京都内で楽しめる「高尾山」の登山について、ケーブルカーとリフトの比較、料金、距離などの情報をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
登山というと体力に自信がある人しか挑戦できないように感じますが、高尾山はケーブルカーやリフトなど助けとなる移動手段が準備されていますので、比較的挑戦しやすい山です。
歩く距離を短縮することができますし、空中からも山の景色を楽しむことができるので、また違った楽しみもあります。ケーブルカーやリフトをうまく利用して、気軽に登山を楽しんでくださいね。
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