都心からのアクセスも良く、初心者にも登りやすいと人気の山が「高尾山」です。そこまで重装備でなくとも気軽に登山を楽しめることから、外国人観光客にも、小さなお子様連れの家族にも人気がありますよね。
登山を楽しみながら、食べ歩きや神社参拝などが楽しめるのも人気の要因となっています。今回は、世界的にも有名な東京都内で楽しめる「高尾山」の登山について、入山時間制限、夜の登山、夜の登山の持ち物などの情報をお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
高尾山は入山時間に制限は?
日本で一番有名な山である富士山は、登山道開通期間が決まっており、入山制限があります。登山を楽しむことができるシーズンは7月上旬から9月上旬にかけてです。富士山のように標高の高い山は安全性の確保から、登山を禁止する期間や時間を設けている山が多いです。
ですが、標高599メートルほどのいわゆる低山に分類される高尾山は、入山時間の制限はありません。登山が禁止される期間や時間はないため、昼間でも夜間でも季節を問わず、登山を楽しむことができます。
ただし、1月1日に関しては、入山規制が実施される場合があります。高尾山頂の初日の出登山は、山頂が著しく混雑した場合は事故防止のため、入山規制が実施されますので、計画をしている方は時間に余裕を持って訪れてくださいね。
春から秋は平日でも一定の賑わいを見せる高尾山ですが、特に紅葉や初日の出などの時期は毎年混雑します。高尾山の紅葉シーズンは11月頃ですが、この時期は露店なども出る「もみじ祭り」の開催もあって平日でもかなり混雑します。
特に紅葉の美しい11月中旬から下旬は運転開始前からケーブルカーの列ができるほどです。また、山歩きにちょうどいい季節のゴールデンウィークも大混雑必至です。
高尾山口駅は朝の通勤ラッシュのような様子になりますし、登山道も渋滞しますので、時間と心に十分余裕を持って出かけてくださいね。
高尾山に夜登るのは危険?
高尾山の「ナイトハイク」は初心者の方でも比較的安全に楽しむことができます。夏の暑い時期は昼間に登山をすると熱中症の危険が高いので、少しでも涼しい夜間に登るのもおすすめです。
麓から頂上まで、登山ルートによってはきちんと整備された道もありますし、最寄り駅も近いので、比較的安全に夜の登山ができます。おすすめのルートは「一号路:表参道コース」です。足元がしっかりとしている山道も多く、初心者の方でも登りやすい道がほとんどです。
暗闇では視界も狭く不安になったり、道迷いなどの危険もありますから、なるべく分かりやすい道を選択することが大切です。
ナイトハイクといっても、完全に日没してからの登山は初心者の方にはあまりおすすめできません。リフトやケーブルカーの営業は終了してしまっているため、麓から登山口までも登らなければなりません。
長時間暗闇の中を歩くのは、体力も気力も失われてしまいますから、少しでも目の効く夕方の時間には登り始めることをおすすめします。できるだけ明るい時間帯、日没前には頂上付近に着けるように登山計画を立てましょう。
明るい時間帯に登り、頂上付近で日没までゆっくりと休憩をして体力を回復させる。それからでも十分に夜の高尾山を楽しむことができますよ。
高尾山で夜間の登山に必要な持ち物
山の空気は澄んでいて標高599メートルの高さから見える東京の夜景はまさに絶景です。昼間の高尾山とはまた違った面を楽しむことができますし、デートにもおすすめですよ。
昼間の高尾山は比較的軽装でも容易に登山することができますが、夜間は夜間専用の準備が必要となりますので、注意が必要です。高尾山は駅も近いですし、茶屋やトイレも多く設置されているので明るいと思いがちですが、基本は、山道は真っ暗で何も見えないと思って下さい。
電灯が付いている場所は、薬王院付近や山頂の自販機の明かり程度です。虫や動物にも接触することが多くなりますから、その対策も必要になります。
夜間登山を検討されている人に用意してほしい持ち物は以下のとおりです。
- 飲み物
- ヘッドライト(懐中電灯でも可)
- タオル
- 虫除けスプレー(夏は必須!)
- 行動食(簡単に食べられるおやつ)
- 防寒具
- 雨具
- ごみ袋
- 救急セット
夕方17時以降はほとんどの売店は閉店してしまいますから、食べ物・飲み物は念の為十分量持参してくださいね。ヘッドライトに関しては、登山に行く前にかならずバッテリーの確認をし、予備のバッテリーもあると安心かもしれません。
登山靴に関しては必ず必要というわけではありませんが、普通の靴と登山靴とでは、足の疲れが違います。ランニングシューズでも代用可能ですが、その際にはなるべく足首を固定できて、自分の足のサイズにきちんと合ったものを選択してくださいね。
まとめ
さて、今回は世界的にも有名な東京都内で楽しめる「高尾山」の登山について、入山時間制限、夜の登山、夜の登山の持ち物などの情報をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
高尾山は季節時間問わず、気軽に登山を楽しめる山として人気です。季節ごとに風景が変わりますから、何度訪れてもその都度違った雰囲気を楽しむことができますよ。夜間登山を計画されている方は、事前の準備が大切です。
特に初心者の方は、事前にガイドブックやインターネットなどを利用して、情報収集を行っておくと安心して登山を楽しむことができます。今回お伝えした情報も参考にして、登山を楽しんでくださいね。
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