りんご病とは？熱が出る？治療と薬は？

皆様は「りんご病」という病気をご存知ですか。ほっぺがりんごのように真っ赤になる病気なのですが、もしかしたら見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんね。とても可愛い名前の「りんご病」ですが、実際どのようなものかは詳しくはご存知ない方も多いことでしょう。

それでは「りんご病」の熱や治療法と薬についてご紹介しましょう。

りんご病とは？

りんご病とは、りんごのようにほっぺが赤くなる病気です。また、ほっぺだけではなくて、太ももや腕などにも赤い斑点やまだら模様ができます。このまだら模様は網目状やレース状の紅斑になります。

りんご病の正式名称は「伝染性紅斑（でんせんせいこうはん）」と呼ばれています。伝染性紅斑という名前の通り、ヒトバルボウイルスB19というウイルスに感染することでかかってしまいます。つまり、りんご病はウイルス感染症の一種というわけです。

りんご病によくかかる年齢は5～10歳ころで、保育園児や小学生の子供たちがよくかかります。潜伏期間は10～20日で、感染してから1～2週間後に紅斑が出始めます。この発疹が出てから消えるまでは約2～3週間ほどかかります。

また、この発疹が出る前の症状として、咳や鼻水、関節痛や頭痛、腹痛などの症状が出る場合があります。これらの症状は風邪によく似た症状でもあるので、最初は風邪かなと思われるかもしれません。しかし風邪の症状だけでなく、ほっぺが赤くなってきたら、りんご病を少し疑ってみてくださいね。

さて、りんご病の症状として、熱が出るかどうかも気になるところですよね。しかし、りんご病はウイルスの感染症の病気ではありますが、特徴としては　熱が出る人の方が少ない傾向にあります。熱が出たとしても、微熱程度に出るくらいです。

りんご病の症状として真っ赤なほっぺになるので、かなりの高熱が出ていそうに思ってしまいますよね。しかしながら、顔が真っ赤になる割に、意外と熱が出ないというのも不思議な感じがしますね。

ただし、まったく熱が出ないというわけでもありません。りんご病が流行っている年などは、39～40度の高熱が出たという報告もあります。しかし、このように高熱が出るのはまれなことで、あまりありませんので、熱に関してはそんなに心配しなくても良いでしょう。

りんご病がどのようなものかは、だいだいおわかりいただけたことでしょう。もしもこのりんご病にかかってしまったら、知識として治療法も知っておきたいものですよね。しかし、りんご病の治療法は実際のところ特にありません。

特に何もしなくても自然治癒しますので、心配しなくても大丈夫。りんご病にかかっている本人が、いつもと変わらず元気であるならば、普段通りに過ごしても問題はありません。しかし、激しい運動は控えた方が良いでしょう。

また、反対にいつもと違って元気がなければ安静に過ごしてくださいね。このようにりんご病にかかっても、症状は個人差があるものです。りんご病は特に薬の必要もありませんが、一度はお医者様には見ていただいた方が良いでしょう。

症状によってはお医者様から薬を出してもらえますよ。例えば、りんご病は体が温まると、かゆみが出ることがありますので、かゆみ止めの飲み薬や、軟膏を処方してもらえたりするはずです。また、他にも症状にあった、対処療法がなされることでしょう。

りんご病とはほっぺが赤くなることから「りんご病」と一般的に呼ばれていますが、正式病名は「伝染性紅斑」です。ヒトバルボウイルスB19というウイルスが感染して発病する感染症です。

りんご病にかかると熱が出る場合もあります。実際には、頬が赤くなってりんご病と診断される前に発熱する子供さんが多いようです。多くの場合は、熱が出ることもなく頬が赤くなってりんご病と診断されます。

りんご病の治療法は特にありません。子供さんが元気がなかったり食欲がなかったりする場合はお家でゆっくり休養させてあげてください。逆に、いつもと様子に変化が無ければ何も制限はありません。

りんご病のお薬は治療法と同様、特別にりんご病のお薬はありません。ただし、発疹によるかゆみや熱が出ている場合など　それに対処できるお薬が処方されます。

りんご病自体は、あまり怖がる病気ではありません。普段通りに、お風呂に入っても大丈夫ですよ。りんご病にかかっても慌てないで、お子様の具合をよく観察してあげてください。病院に行くときは、どのような症状が出ているか、できるだけ詳しくお医者様に伝えるようにすると良いですね。