皆様のお住まいの近くに住神社はありませんか。その住吉神社の総本社が、大阪にある住吉大社です。この住吉大社は初詣で多くの方が来られるので、ニュースでご覧になられた方もいらっしゃるでしょう。
住吉大社は、大阪の方に親しみを込めて「すみよっさん」と呼ばれ、とても愛され大切にされている神社です。
今回ご紹介したいのは、その住吉大社の中にある「初辰参り」です。大阪のパワースポット「初辰参り」とは？予約は必要なのか？持参するものについて見ていきましょう。
住吉大社の初辰参りとは？
住吉大社の境内は広く、緑がたくさんあり自然がいっぱいです。
その中にある初辰参りとは、商売繫盛・家内安全を祈願するお参りのことです。初辰参りは、住吉大社の中の末社である、「種貸社 たねかししゃ」「楠珺社 なんくんしゃ」「浅沢社 あさざわしゃ」「大歳社 おおとししゃ」の4社にお参りすることになっています。
初辰参りの初辰とは毎月最初の辰の日のことを指します。そして本来の初辰参りは、この初辰の日に4年間参拝をします。月に1回を4年間参拝するということは、48回参拝することになりますね。それを四十八辰、言い換えると始終発達につながります。つまり、48回参拝することで満願成就となり、参拝した方が十分に発達していることの証と言われています。
そして、初辰参りのたびに参拝者は神の使いである、3センチほどの「招福猫 しょうふくねこ」を授かります。奇数月は左手を挙げた猫を、そして偶数月は右手を挙げた猫を500円で購入します。羽織袴の姿の招福猫はとても愛らしく、左手を挙げた猫は人を招き、右手を挙げた猫はお金を招くと言われています。そして、無事に48体揃ったら、中猫さんと呼ばれる招福猫1体と交換してもらえます。
なんとこの中猫さんの上には大猫さんと呼ばれる招福猫もありますよ。招福猫をすべて揃えるのは、なかなか時間のかかることですが、招福猫が少しずつ増えていくのは楽しみでもあります。
住吉大社の初辰参りに予約は必要？
たくさんの方で賑わう初辰参りですが、特に予約をする必要はありません。但し、受付時間が午前６時から午後３時半くらいとなっており、ご祈祷をされる方はご祈祷料も必要です。
初辰の日は全国から商売繁盛を願って、多くの方がいらっしゃいます。この初辰の日に参拝すると、商売繫盛と、参拝者により力を授けてもらえると言われています。
それでは改めて参拝する4つの社をご紹介しましょう。
まず、種貸社（たねかししゃ）は願いの種を授かる社です。子宝祈願に訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
二つ目の楠珺社（なんくんしゃ）は願いが発達することを祈願する社です。先ほどの招福猫（しょうふくねこ）を授かるのはこの社です。中猫さんも大猫さんも飾られていますので、ぜひご覧になってくださいね。
そして3つ目の浅沢社（あさざわしゃ）は芸事の願い、また女性を守護してくださる社です。5月にはカキツバタが見事に咲きますよ。
4つ目の大歳社（おおとししゃ）は収穫集金、そして願いを成就してくれる社です。また浅沢社を除く、3つの社ではそれぞれご祈祷もしてもらえます。
さて本来の初辰参りは、毎月初めの辰の日にお参りすることですが、実際のところその決まった日にお参りすることはなかなか難しいことですよね。そこで、初辰の日に行けなくても、毎月行ける時に参拝する方はたくさんいらっしゃいます。普通の日に行かれても、招福猫は授かることができますのでご心配はいりません。
住吉大社の初辰参りに持参するものは？
持参していくのにおすすめなものは小銭です。いろいろな社を回るために、小銭を多めに持参されることをおすすめします。
住吉大社は本殿のほかにも、初辰参りの4つの社、それ以外にも末社がたくさんある神社です。
末社とは、住吉大社と関係のある神社や、崇高している方々が招いた神社、ほかにもたくさんの社のことを言います。先ほどご紹介した4つの社も末社です。
また、摂社といわれる、住吉大社と深いゆかりの神社もあります。ひとつひとつの社をゆっくりと回ってみてくださいね。
まとめ
住吉大社の初辰参りとは、毎月 月の初めの辰の日に「種貸社」「楠珺社」「浅沢社」「大歳社」の4社にお参りすることです。
住吉大社の初辰参りには 予約は必要ありません。但し、受付時間が午前６時から午後３時半くらいまでなので 朝早くから出かけると良いですね。ご祈祷される方はご祈祷料も必要です。
住吉大社の初辰参りに持参すると良いものは小銭です。住吉大社の中には本殿以外に末社や摂社がたくさんあるので お参りするたびにお賽銭が必要ですよ。
さて、初辰参りについて 予約や持参するものをご紹介してきました。
商売繁盛や家内安全を祈りつつ 初辰参りに住吉大社にお出かけしてみてはいかがですか。たくさんのご利益が授かるかもしれませんよ。
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