紫陽花を植え替える時期は？植木鉢の選び方は？相性が良い植物は？

6月の花と言えば、紫陽花を思い出しますね。この紫陽花は、最近はとても人気があるのですよ。今では母の日のプレゼントとしても、良く選ばれるようになってきました。

そんな紫陽花を、ご自分で育てている方もたくさんいらっしゃいます。それでは今回は、紫陽花の植え替えの時期や、植木鉢の選び方、紫陽花と相性の良い植物についてご紹介いたします。

初めての方も、ぜひ紫陽花を育ててみませんか。

紫陽花を植え替える時期は？

梅雨の季節には、紫陽花をいろいろなところで見かけますよね。紫陽花が有名な場所に、毎年お出かけになられる方もたくさんいらっしゃることでしょう。

たくさんの色の紫陽花はとてもきれいで可愛いですよね。最近は鉢植えの紫陽花も、フラワーショップなどでよく見かけるようになりました。

今回ご紹介するのは、紫陽花の鉢植えの植え替えについてです。この植え替えは、いつ行ってもよいわけではありません。紫陽花の植え替えには、最適な時期がふたつあります。

まず一つ目は、紫陽花の花が咲き終わった頃です。具体的には、7月後半から、9月にかけてぐらいになるでしょう。

そしてもう一つのタイミングは、かなり寒くなってからの、1月後半から3月ぐらいに植え替えるのが良いでしょう。

花が咲き終わったら、その花のすぐ下の節辺りを切り取りましょう。大きな葉は、水分や養分をたくさん摂りますので、剪定してから植え替えるようにしましょう。

紫陽花の植え替えの大切なところは、今までの鉢よりは一回り大きな鉢を選ぶということがポイントとなります。なぜならば、紫陽花は根の成長が早く、根詰まりを起こしやすいからなのです。

今までと同じ大きさの鉢を選んだら、紫陽花はすぐに根が張り、あまり成長しなくなります。というわけで、一回り大きな鉢を選んでくださいね。

そして、新しく選んだ鉢の底に鉢底石を敷きましょう。水はけをよくするためにも、鉢底石は必需品です。そして、鉢の1/2ぐらいまで土を入れましょう。

次にポットから苗を取り出して根をほぐします。苗を鉢に入れたら、周りにしっかりと土を入れます。最後に紫陽花に水やりをすれば、植え替えは完了です。

紫陽花は乾燥に弱いので水やりはたっぷりと、鉢底から流れ出るくらいにしましょう。また、直射日光にも弱いので、置く場所は半日陰になるところが最適です。

紫陽花は、土壌によって色が変わる花です。例えば、土壌の酸性が強いと青色になります。ご自分で土を作るならば割合は、小粒の赤玉土5、腐葉土3、ピートモス2にしましょう。

また反対に、アルカリ性が強いとピンク色になります。この時の土の割合は、赤玉土7、腐葉土3にして、苦土石灰を一握り入れます。

どちらの場合も土はよく混ぜて、2週間ほど寝かせておくと良いでしょう。土の準備ができたら、先ほどご紹介した通り、植え替えをしてくださいね。

紫陽花の植え替えをご紹介しましたが、なんだか難しそう…と思われたかもしれません。しかしながら、紫陽花は結構、強い花ですのでそんなに心配しなくても大丈夫。

そして、新しい鉢に入れ替える時は、紫陽花だけ植えてもきれいですが、違う花と寄せ植えにするのもおすすめですよ。アジサイと同じような環境を好む植物と合わせてみると良いでしょう。

具体的には「インパチェンス」や「ベゴニア類」と合わせるのがおすすめです。また、寄せ植えをするならば、色合いを意識して植えてみるのもよいですね。

「ヒューケラ」という植物ならばシックな感じになります。また、「コクリュウ」ならば引き締まった感じに。そして、カスミソウのような「オンファロデス」ならば明るく華やかに仕上がります。

ぜひ、皆様のお気に入りの植物と寄せ植えしてくださいね。

紫陽花の植え替えの時期は1年に2回あり、紫陽花の花が咲き終わった7月後半から9月にかけて、もう1回は、1月後半から3月ぐらいです。

紫陽花の植え替えをする時の植木鉢の選び方は、現在、紫陽花を植えている植木鉢より一回り大きな植木鉢を選びましょう。

紫陽花を植え替える時に相性の良い植物は、「インパチェンス」や「ベゴニア類」。色合い重視で選ぶなら、シックな感じにしたい時は「ヒューケラ」、引き締まった感じなら「コクリュウ」、明るく華やかな仕上がりは「オンファロデス」を選ぶと良いです。

梅雨の時期の代表的な紫陽花。雨に濡れた紫陽花もまた素敵です。うっとうしい梅雨の季節ですが、紫陽花の花をみて癒されるといいですよね。